Claudeスキル機能で月次報告資料を自動作成してみた
💡 この記事でわかること
SKILL.mdに業務ルールを書いてフォルダに置くだけで、月次ExcelをPowerPoint資料に自動変換できます
はじめに
📌 毎月の定型作業、SKILL.mdひとつで自動化できます。一度設定すれば、Excelをフォルダに入れて一言話しかけるだけで完結します。
「毎月Excelの実績をパワポにまとめる作業、なんとかしたい」と思い、Claudeの「スキル機能」を使った自動化を試してみました。この記事では、SKILL.mdというテキストファイルに業務のルールを書いてフォルダに置くだけで、月次ExcelがPowerPoint報告資料に自動変換される仕組みを、実際の体験をもとに解説します。毎月の操作はExcelをフォルダに入れて一言話しかけるだけで完結しました。
Claudeスキル機能とは?
📖 業務マニュアルをAIに渡すだけ。SKILL.mdを一度書いておけば、毎回プロンプトで説明し直す手間がなくなります。
AIに業務マニュアルを渡すイメージ
Claudeのスキル機能とは、SKILL.mdというテキストファイルに業務の手順やルールを書いておくと、Claudeが自動でそれを読み込んで毎回その通りに動いてくれる仕組みです。毎回プロンプト(AIへの指示文)で細かく説明し直す必要がなくなります。新入社員に業務マニュアルを渡しておけば、都度説明しなくても作業が進みますよね。スキル機能はまさにそのデジタル版です。
使うツールはClaude Code
スキル機能でローカルのフォルダを読み書きするには、Claude CodeというClaude専用のターミナルツールが必要です。インストール後は決められたフォルダにSKILL.mdを置くだけで設定が完了します。毎月の操作はClaude Codeに一言話しかけるだけなので、使い始めてしまえばターミナルへの苦手意識はほとんど気になりません。
準備する方法
🛠️ フォルダを作ってSKILL.mdを置くだけ。エクスプローラーで操作できる、プログラミング不要の設定方法を紹介します。
フォルダ構成を決める
今回私は以下のフォルダ構成で試してみました。エクスプローラーで作成・操作できます。
.claude\skills\monthly_report\
└── SKILL.md ← 業務ルールを書くファイル
Documents\月次実績\
├── input\ ← 毎月のExcelをここに入れる
└── output\ ← 生成されたPPTXが自動で保存される
Excelは input に入れるだけ、完成したPowerPointは output に自動保存されるシンプルな構成です。
SKILL.mdを作成する
.claude\skills\monthly_report フォルダに SKILL.md というファイルを作り、以下のように業務ルールを書きます。
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name: monthly_report
description: 月次実績Excelを読み込み、PowerPoint報告資料を作る。
「月次報告を作って」「実績をまとめて」と言われたら使う。
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## フォルダ構成
- Excelの置き場所(input):Documents\月次実績\input\
- PPTXの保存先(output):Documents\月次実績\output\
## Excelのルール
- ファイル名:実績_YYYY-M.xlsx(例:実績_2025-6.xlsx)
- シート名:売上実績
- A列が売上合計(円)、B列が目標(円)、C列が差異(円)、D列が達成率(%)
## スライド構成(全4枚)
1. タイトル(対象期間・部署名)。対象期間は最新月を指定。
2. サマリー(累計売上・最高月・達成月数)
3. トレンド分析:月別売上 vs 目標の棒グラフ。達成率の折れ線グラフも重ねる。
4. まとめ・ネクストアクション
## デザイン仕様
- カラー:ネイビー×ティール×ミント
- フォント:メイリオ、タイトル32pt以上
- 保存ファイル名:月次実績報告_YYYY年MM月作成.pptx
冒頭の description に書いた言葉が、Claudeがこのスキルを呼び出すかどうかの判断材料になります。「月次報告を作って」と話しかけると、Claudeが自動でこのSKILL.mdを読み込んで動き始めます。
毎月の操作はこれだけ
設定が終わったら、毎月の作業はたった2ステップです。
- 実績Excelを
Documents\月次実績\inputに保存する - Claude Codeに「今月の月次報告を作って」と話しかける
やってみてわかったこと
✅ 実際に試してわかった使いやすさと注意点をまとめます。全社展開のヒントもあります。
実際に生成されたスライド
試してみたところ、5〜6月の2ヶ月分のExcelを読み込み、4枚構成のPowerPointが output フォルダに自動保存されました。タイトル・サマリー・棒グラフ+達成率の折れ線グラフ・まとめスライドの順にSKILL.mdに書いた通りに仕上がっていました。まとめスライドには「好調要因の分析と成功パターンの水平展開」「7月目標を継続達成を目指す」といったネクストアクションまでClaudeが自動で書き込んでくれており、ほぼそのまま使える内容でした。

よかったこと
- 毎月の操作が「Excelを入れて一言」だけになった
- 担当者が変わっても同じフォーマット・品質の資料ができる
- デザインやスライド構成など社内ルールをSKILL.mdに集約でき、属人化を防げる
気をつけること
SKILL.mdに書いていないことはClaudeが自分で判断するため、重要なルールは漏れなく書いておくのがポイントです。またExcelのシート名・列名が月によってバラバラだと正しく読み込めないことがあるため、フォーマットの統一を先に進めておくと効果的です。
全社展開するには
SKILL.mdファイルを社内の共有フォルダに置いておき、各自が自分のパソコンの .claude\skills にコピーするだけで全社展開できます。IT担当者がSKILL.mdを作成・更新し、現場のスタッフはClaude Codeに話しかけるだけ、という分業がしやすい点も魅力です。
おわりに
🚀 まず1つの定型業務をSKILL.mdに書き起こすところから始めましょう。プログラミング不要で、毎月の報告書作成を「一言で終わる仕事」にできます。
SKILL.mdはプログラミングの知識がなくても、業務の手順を文章で書くだけで作れます。一度整備してしまえば、毎月の報告書作成を「一言で終わる仕事」にできます。まずは定型業務をひとつ選んで、SKILL.mdに書き起こすところから始めてみてください。
